4月になり、新たに社会人の仲間入りした新入社員。
初々しいですね。
フレッシュ感で一目でわかります。
昨年まで新人だった人の中にも先輩という立場で、これから新入社員の教育係をする人もいるでしょう。
私の会社でも、「メンター」という立場で新入社員の相談役になる人がいます。
その中に、私の部署の入社3年目の彼「スガオくん」(仮称)がいます。
彼はなんというか、学生気分がまだ抜けていないような、社会人の自覚がないような人。
私の部署でも浮きつつある、スガオくんのこれは良くないよねという点を書きたいと思います。
新入社員で同じような感性の人がいれば、気をつけてほしいです。
入社3年目の後輩の事件簿
- プログラミングがやりたいんです
- なんでボクばかり
- 業務日報でチクリ
スガオくんは超絶「受け身」気質。
自分から何かをやるという気はサラサラない。
プログラミングがやりたいんです
私の部署に配属後の上司面談とのときに、スガオくん言ったそうです。
この点については、やりたい事がハッキリしていて、頼もしいなと思いました。
私は何をやりたいのか分からなく、意思表示ができなかったためか、色々な業務をやってきました。
ちょうどスガオくんと同じタイミングくらいで、同様にプログラミングをやりたいと上司に相談し、今の業務となっています。
やりたい事が仕事というのはモチベーションがかなり上がります。
やりたい仕事があるなら、しっかり上司へ伝える事は大事!
会社の事情もあるので、今すぐに叶うかどうかは分かりません。
ですが、その意思を伝える事で先々チャンスはやってくるはずです。
幸運なことに希望のプログラミング業務担当となったスガオくん。
ほとんど一から覚えるような知識なので、先輩社員がついてくれます。
とはいえ、先輩社員も自分の案件を持っているので、つきっきりになるわけにはいきません。
参考書で基礎を学習し、練習問題を解いて、分からない点を質問するという形式にしていたようです。
スガオくん、苦戦します。
参考書ではあまり理解できないようで、先輩への質問が多くなります。
先輩「この言葉の意味は、ネットで調べると出てくるから。それが分かれば、先に進めるはずだよ」
そうなのです。
参考書に載っていた「単語」の意味が分からないようで、肝心のプログラムの説明が理解できていなかった。
会社ではインターネット使いたい放題。
偉大なる「グーグル先生」(Google)にも質問(検索)したい放題。
単語の意味は数秒で調べられます。
でもスガオくんは納得いかない様子で、その後も頻繁に先輩のもとへ(苦笑)
先輩として会社独自のルール、やり方は当然教えないといけません。
ですが、世間共通のことまで教えるとキリがない。
会社は学校じゃありません。
教育のために、あなたからお金をもらっているわけではない。
仕事をしてもらうために、会社があなたにお金を出しています。
なんでも一から十まで教えてもらえると思わないこと。
なんでボクばかり
私の会社では忙しい部署の手伝いに行く、「業務応援」という仕組みがあります。
選任はお任せされますが、基本的に新人が行くことが多いです。
期間は都度違いますが、3日間~というパターンが多い。
理由として、
- 担当業務が比較的少ないこと
- 他部署の業務を経験することで、仕事の幅を広げてほしいこと
当然スガオくんも上司から業務応援の指示が出ることが多い。
しかし、スガオくんの場合は1日行くと次の日休む可能性が高い(汗)
休む理由は「体調不良」
肉体というより、精神的なものなのだと推測しています。
何故か。
休んだ次の日にまた業務応援に行くと、きまって上司へ文句を言いにやってきます。
「なんでボクだけ、業務応援行かないといけないんですか?」
Z世代が周りに少ないので分かりませんが、今の子はこんな感じでストレートに言うもの?
それともスガオくんがストレート過ぎ?
聞き耳を立てて、毎度ヒヤヒヤしています。
ちなみに「ボクだけ」ではなく、他の人たち数名でローテーションで行っています。
スガオくんより先輩がね。
スガオくんも自分の仕事があるので気持ちも分かります。
ですが、それは他の人、先輩も同じです。
むしろスガオくんより忙しい中で業務応援をしています。
自分の権利を主張するのは大事。
ですが、他の人の事情を無視したワガママは、厄介者として扱われるようになります。
業務日報でチクリ
スガオくんがあまりにもパソコン操作があやしく、エクセル操作もイマイチということが判明。
スガオくん「図形内の文字が真ん中に寄らないんです」
先輩「それは文字の中央揃えボタンを押せばできるよ」
スガオくん「色が染められないんです」
先輩「塗りつぶしボタンで色を指定すればできるよ」
それを聞いた私、絶句。。。
スガオくんは大卒です。
論文あたりはワードを使っていたかもしれませんが、エクセルも同じ要領じゃない?
私の大学時代はパソコン普及し始めだったので、今の授業が分かりませんが、エクセル等Officeは使わないのでしょうか??
でも待てよ。
最近のスマホでなんでも完結できてしまうから、パソコンを使えない若者が多いと何かで聞いたことがあります。
スガオくんもそのパターン?
呆れた先輩は「エクセル基礎」的な薄いテキストを渡し、業務の空きを使ってやっておくよう指示。
私も見せてもらいましたが、まさにザ・基礎という内容でした。
それでも上手くできなかったらしく、質問されましたけど(汗)
仕事がないとボーっとしてしまい、指示待ち状態になるスガオくん。
これでボーっとする時間もなくなるでしょう。
ちょうど同じ時期。
スガオくんが日々何をして過ごしているのか分からないため、上司は毎日業務日報の提出を命じました。
日々の行った業務と、身についた内容・所感などを書くものです。
溜息とともに、上司からスガオくんの業務日報が転送されてきました。
スガオくん「エクセルの勉強をした。〇〇ができるようになった」
私「ふむふむ。個人的にはできるのが普通だと思っているけど、身についたなら良かった」
スガオくん「業務時間は他の業務もあって忙しいので、なかなか進められない。教えてもらえないのは残念だが、エクセルは必須スキルなので家で自分で勉強しようと思う」
私「教えてもらえないのは残念だが。。。?」
上司「はぁ~」
エクセルも教えてもらいたいと??
きっと高卒で入った子も使えると思うよ。
そしてよくその業務日報を上司へ提出できたね。
もう一度言います。
会社は学校じゃありません。
教育のために、あなたからお金をもらっているわけではない。
仕事をしてもらうために、会社があなたにお金を出しています。
なんでも一から十まで教えてもらえると思わないこと!!
まとめ
新入社員のうちは、できない・分からないことがほとんどです。
なので、先輩に質問したり、自分で調べられる内容は基礎知識として学んでおきましょう。
ただし!
なんでも一から十まで教えてもらうことが当たり前だと思わないでください!
基礎は基礎として、自己学習です。
そうしないと、後々できる後輩たちに追い抜かれていってしまいますよ。
そんなスガオくん、メンターとして新入社員との顔合わせで挨拶したそうな。
スガオくん「ボクも頑張るので、頑張りましょう!」
会社のお偉いさん「君は新入社員じゃないんだから。そこは何でも聞いてください!だろ」
大丈夫かな、スガオくん。。。
終わり